こんにちは、あいこです。
今回は有川真由美先生の著書「口ぐせを変えれば、人生がうまくいく 朝起きてから夜寝るまで、いいことが起こる92の習慣」をご紹介します。
ポジティブな口ぐせを取り入れることで、日常生活が大きく変わる秘訣を解説します。
この記事では、ネガティブな口ぐせをやめて幸せを引き寄せる方法を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
第1章 ポジティブな口癖の驚くべき力!誰もが幸せになるための魔法の言葉
第2章 すぐやめて!この口癖があなたを不幸にする
第1章 ポジティブな口ぐせの驚くべき力!誰もが幸せになるための魔法の言葉
言葉の力は本当にすごいものです。
日本には「言霊」という言葉があり、良い言葉を使えば良いことが起こり、不吉な言葉を使えば悪いことが起こるとされています。
例えば、結婚式では「終わる」という言葉ではなく「お開き」という言葉を使いますし、「去る」「切る」「離れる」といった言葉も避けられています。
逆に、言葉を使って良い方向に作用させることも可能です。例えば、神社でのお参りや流れ星に願い事をすることも、その一つです。日本人は昔から言霊を大切にしてきました。
それだけの影響力を持つ言葉ですから、無意識に出てしまう口ぐせには注意が必要です。
言葉が思考を形作り、思考が行動に影響を与えるため、ネガティブな発言をしていると、それが行動や人間関係にまで悪影響を及ぼすのです。
一方で、ポジティブで肯定的な口ぐせはプラスの現実を創造します。
例えば、朝起きたときに「今日は最高の1日になるよ」と言うと、脳はその日を最高の一日にするための理由を探し始めます。これにより、気分が明るくなり、最高のメンタル状態が形成されます。
また、朝起きたときに「仕事に行きたくないなぁ」などのネガティブな言葉を口にすると、脳が「仕事に行きたくない理由」を探し始め、結果的に最悪な1日になってしまいます。
ポジティブな発言を繰り返して口ぐせにすることが重要です。
では、具体的な例を見てみましょう。
有川先生オススメの魔法の言葉をいくつか紹介します。
まず、朝起きた時に「今日は最高の1日になるよ」と自分自身に言い聞かせましょう。
寝起きの数分間に発した言葉は潜在意識にスッと入り込みますので、これが素晴らしい一日の始まりにつながります。
次に、「よし、立とう!」と言って布団からさっと立ち上がるのも効果的です。
脳には5秒頑張れば動けるという性質があるため、一瞬で立ち上がれば頭が動き始めてスイッチが入ります。
食事の場面でも「美味しい」「いただきます」といった言葉をあえて口に出すことで、料理を作ってくれた人への感謝を表現し、食事の喜びを脳にインプットできます。
逆に、スマホをいじりながら食べると脳が味覚を十分に感じられず、満腹感も得られません。
最後に、「ありがとう」という言葉は全ての人を幸せにする魔法の言葉です。この言葉を言われて嫌な気になる人はいません。
「有難う」という言葉は有るのが難しいほど尊いということからきており、感謝の気持ちを素直に表現することが重要です。
では、第一章をまとめます。
- ポイント1:言葉は思考に影響し、思考は行動に影響します。毎日繰り返される口ぐせが人生に最も大きな影響を与える言葉であることを理解しましょう。
- ポイント2:寝起き一番に発する言葉は、その日に大きな影響を与えます。起きた瞬間に「おはよう」「今日は最高の1日になるよ」とポジティブな言葉を口ぐせにしましょう。
- ポイント3:やる気になるのを待っていてもやる気は起きません。「よし、立とう」「顔を洗おう」「水を飲もう」と言葉と一緒に行動を起こすことで、自然とモチベーションが上がります。
- ポイント4:「いただきます」「美味しい」「ご馳走様」「ありがとう」といった言葉で、感情や感謝の気持ちを素直に表現しましょう。その一言だけで、あなたも周りもポジティブな気持ちになれます。
第2章「すぐやめて!この口ぐせがあなたを不幸にする」
どんな口ぐせがあるか気になりますよね。
例えば、「イライラする」とか「ムカつく」をよく口に出してしまう人を見かけませんか?
感情任せのこの言葉は、その言葉通りの感情と行動が脳にプログラミングされてしまいます。
「イライラする」と口に出すだけで、条件反射的にイライラするようになり、その感情が周りにも伝染してしまいます。こうなると、雰囲気も悪くなりますよね。
怒りの感情を表す口ぐせ、「ムカつく」や「キレそう」、「うんざり」は毒でしかありません。
このような言葉を使う代わりに、「なるほど」という言葉を口ぐせにすることをおすすめします。
「なるほど、そんなこともある」「なるほど、それなら電車にしよう」のように、現実を認めて解決策を見つける言葉に変えると、頭のギアが感情から思考に切り替わります。
これにより、短気な人でも気が長くなりそうですよね。
人間の脳は基本的に否定から入るようにできています。脳には変化を嫌い、今の状況をなるべく維持しようとする働きがあります。
これを心理的ホメオスタシスと言います。
例えば、転職を繰り返すと不安が絶えないですが、一つの会社に適応して長く続けられるのはこの働きのおかげです。
しかし、ブラック企業に勤めている場合でも、すぐに辞めたい気持ちがあっても言い訳を探して留まってしまうのも、この心理的ホメオスタシスの働きによるものです。
このように、この心理的ホメオスタシスには良い側面と悪い側面があります。
「でも」「だって」「どうせ」の3Dを多用する人は心理的ホメオスタシスの傾向が強いです。
この否定癖を治すためには、「だったら」「だからこそ」「どうせなら」の肯定3Dに言い換えることをおすすめします。
肯定3Dの口ぐせが身につくことで、脳はポジティブな理由を探すようになり、変化や挑戦を楽しめるようになります。
他にも悪い口ぐせがあります。
例えば、奥さんに「今日の夜ご飯何がいい?」と聞かれて「なんでもいい」や「どっちでもいい」と答える旦那さんがいますが、これは主体性がなく、無責任で、相手を困らせるだけの言葉です。
無責任な人ほど「〇〇のせい」と責任転嫁をする口ぐせを持っています。責任転嫁ばかりしていると、逃げ癖がついて物事を前に進められず、幸せにはなれません。
「〇〇のせい」に替わる魔法の言葉として、「〇〇のおかげ」に変えてみましょう。
「〇〇のせいで問題を解決できない」ではなく、「〇〇のおかげで他の解決策が見つかった」というように思考を変えることで、問題を乗り越えられるようになります。
傲慢にならず、感謝の気持ちを持ちながら生きることが重要です。
そして、よく「すみません」を多用してしまう人も要注意です。
謝る必要のないところで「すみません」を使うと、自尊心が削られて自信を失い、周りの人もイライラしてしまいます。
代わりに「ありがとう」と言うことで、表情も明るくなり、相手にも喜んでもらえます。
それでは、第二章をまとめます。
- ポイント1 口ぐせは自分の気分や性格に大きな影響を及ぼします。「イライラする」「ムカつく」などの怒りの言葉を多用するのはやめて、「なるほど」という受容の言葉に置き換えましょう。
- ポイント2:人間の脳は否定から入り、変化を嫌う性質があります。「でも」「だって」「どうせ」の3Dを「だったら」「だからこそ」「どうせなら」の肯定3Dに言い換えることで、変化や挑戦を楽しめるようにしましょう。
- ポイント3 「なんでもいい」「どちらでもいい」「〇〇のせい」のように責任転嫁する口ぐせはやめましょう。「〇〇のおかげ」に言い換えることで主体性を持ち、問題解決に繋げましょう。
- ポイント4 謝る必要のないところで「すみません」を多用するのはやめましょう。「すみません」を「ありがとう」に言い換えることで、表情も明るくなり、相手にも喜んでもらえます。
最後まで読んでいただき有難うございます。
この記事で紹介した内容は本書の一部です。
もし興味を持たれた方は本を購入してみてくださいね。
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